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肌の健康のための専門情報

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「フィラーを入れたのに、なんだか不自然で、肝心のこけた感じはそのままなのはなぜでしょう?」
韓国・明洞のForeverクリニックで頬や頬骨についてご相談を受けると、よくこんなお話を伺います。鏡を見ると頬の内側に影ができ、笑うとほうれい線の横がへこみ、昔の写真と比べると顔全体が狭く疲れて見えると感じるんですよね。そうなると、多くの方は「ここにフィラーを入れればいいだろう」と思い込むものです。
しかし、診察をしていると、同じフィラーを入れても自然にふくらむ方もいれば、入れたあとが目立ち、根本的な問題が解決されない方もいます。理由は一つです。顔がこけるのは、皮膚の一枚だけの問題ではなく、脂肪と骨と皮膚の3層が一緒に減少することだからです。どの層がどれだけ減ったかを見ずに表面だけを埋めると、結果がずれてしまうのです。
今日は顔のボリュームがなぜ減るのかをこの3層に分けて、診察室で説明するようにお話しします。特定の施術をすすめる記事ではありません。原因がどの層にあるかを知ることで、今何を見ればいいのかがはっきり見えてくるのです。
重要なポイント
- 顔のボリュームは皮膚一枚だけでなく、脂肪 / 骨 / 皮膚(真皮)の3層で一緒に減ります。
- 脂肪は量が減り、下に流れます - こけた部分にボリュームを補うアプローチ(HAフィラー)がここに適しています。
- 骨は支えが内側に吸収されます - 最も見落としがちな層で、深い構造的な支えが必要です。
- 皮膚(真皮)はコラーゲンが減少し、薄く力がなくなります - 埋めるのではなく、コラーゲンを再構築する刺激を与える方向性です。
- だから、「フィラー一つで全部」は難しく、どの層が不足しているかをまず見て選ぶことが自然な仕上がりの出発点です。(個人差があります)
まず結論から。顔がこけて見えるのは、皮膚が薄くなった、という単一の原因のせいではなく、表面下の3層が同時に減少するからです。
私たちの顔は上から皮膚(表皮と真皮)、その下に脂肪、さらにその下に骨が層を成して積み重なっています。若い頃はこの3層が厚みを持ち、お互いに支え合って頬が滑らかに続いています。しかし、年を重ねると3層がそれぞれ、そして大抵は一緒に減少していきます。脂肪は縮小しながら下に流れ、骨は内側に吸収され、真皮はコラーゲンが減少して薄くなります。
そのため、顔のこけは支えていたものが複数の層で同時に減る現象に近いのです。これを知ると、なぜ表面の一箇所だけを埋めてもしっくりこないのかが理解できます。

同じ顔でも3層が一緒に減少する。脂肪は縮小/下降し、骨の支えは収縮し、真皮は緩くなる。
最初に目立つ層が脂肪です。「痩せて顔がやつれた」という言葉は、まさにこの層の話です。
顔の脂肪は一つの塊ではなく、いくつもの部位に分かれています。頬の内側深くの部位や、こめかみの部位、目の下の部位などです。年を重ねるとこれらの部位がそれぞれ異なる速度で縮小していきます。そうすると上の部位を支えていた力が失われ、脂肪が重力に従って下に流れ落ちてしまうのです。上部がこけて下部が膨らむのです。頬がへこんで、ほうれい線の近くが膨らむというよくある組み合わせはここから来ています。
そのため、脂肪層が主に減った場合は、こけた部位にボリュームを補うアプローチが方向性に合っています。即座に場所を埋めるヒアルロン酸(HA)系のフィラーが代表的です。ただし、ここでのポイントは「どの部位が減ったか」です。流れ落ちて膨らんだ下の部位にさらに埋めると顔が重くなり、肝心のこけた上部の部位はそのままです。埋める施術ほど位置が結果を分けるのはこれが理由です。

脂肪が減った層には埋めるアプローチが適しています。ただし、どの部位がこけたのかによって入れる位置と量が異なります。
💡 簡単に言えば - 脂肪層はクッションだと思ってください。クッションの中身がしぼんで一方に寄った状態なので、へこんだ場所にぴったり補う必要があります。どこにでも埋めるとむしろデコボコになってしまいます。
ここが診察室で最も驚かれる部分です。「骨が減るんですか?」はい、顔の骨も年を取ると内側に吸収されて少しずつ減少していきます。
特に目の周りの骨(眼窩)、頬骨と上顎を形成する骨、下顎骨が代表的です。これらの骨が後ろに引っ込み小さくなると、その上に乗っていた脂肪と皮膚が支える土台を失います。すると目の下が深く見え、頬骨が平らになり、顎のラインが崩れるように顔全体の印象がこけて見えます。表面は問題ないのに影ができる感じ、それが土台が失われたサインであることが多いのです。
問題はこの層が最も目立たないということです。そのため土台がなくなったのに表面の脂肪だけを埋め続けると、ボリュームは増えたのにどこか不自然な結果になります。根本的な支えがない場所に上だけ膨らませた形になるからです。

骨の支えが内側に吸収されると、上に乗っている脂肪と皮膚が土台を失い、全体がこけて見える。
骨層が主に減った場合は、深いところから構造を再構築するアプローチを考えます。骨に近い固い支えを作る方法や、コラーゲンを誘導しながら構造も整える刺激剤系(CaHAのレディエッセなど)がここに関与します。表面を膨らませるのではなく、失った土台を代用する支えを作る方向性というのが脂肪層とは異なる点です。
第三層は皮膚、正確には皮膚の内側の真皮です。真皮はコラーゲンとエラスチンが網目状に編まれて弾力を支える層です。
年を重ね、紫外線が蓄積されるとこのコラーゲンの網が緩くなり、コラーゲンを生成する細胞(線維芽細胞)の力も衰えます。すると真皮が薄くなり、力がなくなります。真皮が薄くなると同じ光でも影ができやすくなり、目元や口元に細かいシワができやすくなり、皮膚自体がハリなくたるんで見えます。脂肪や骨がそのままでも、真皮が薄くなるだけで顔が疲れて見えることがあります。
この層は性質が前の二つと全く異なります。脂肪は埋める、骨は支えるものですが、真皮は埋めるのではなく再構築させなければならないのです。したがってアプローチもコラーゲンを誘導する刺激の方向性になります。

真皮のコラーゲンの網が緩くなると皮膚が薄くハリがなくなり、脂肪や骨がそのままでも疲れて見える。
コラーゲンを誘導する成分は様々あります。PLLA系(スカルプトラ)、PDLLA系(ジュベルック)、液状PCL系(ゴウリ)などです。共通点は入れた瞬間に埋めるのではなく、時間をかけて自分のコラーゲンが再び充実するように誘導することです。したがって結果も数週間から数ヶ月にわたってゆっくりと現れ、速度は年齢や肌の状態により大きく差があります。
3層に分けてみると、なぜ一つではできないのかが見えてきます。層ごとに減ったものが異なり、それにより埋める方法も異ならなければならないからです。
脂肪が減った人にコラーゲンの刺激だけではボリュームが不足して感じられ、真皮が薄い人にフィラーだけ埋めても表面の力はそのままで質感が生きません。骨が減った人に表面だけ膨らませると入れた跡が目立ちます。「何が一番良いか」ではなく「私の顔はどの層がどれだけ減ったか」が先に来る理由です。

脂肪/骨/皮膚は減ったものも、埋める方法も異なる。それでどの層が不足しているかでアプローチする。
原理を理解したら「それで私は?」と気になることでしょう。診療現場で方向性を決める際に参考にする考え方を分けてみます。正解ではなく、考えるための軸として見てください。
大抵は一つの層だけが減るよりも、複数の層が混ざり合っています。そのため現実では「脂肪を少し + 真皮を少し」のように組み合わせて見ることが多いです。
⚠️ 注意してください - ボリューム施術で最もよくある不満は「不足」よりも「過剰」です。減った層を見ずに表面だけを埋め続けると顔がパンパンで重くなります。自然な仕上がりは多く埋めるのではなく、減った層に合わせて埋めるところから生まれます。そして入れた成分が正規流通の正規品であるか、施術後の腫れやあざなどの反応はどうかも事前に確認するのが良いです。個人差があり、稀に反応が異なる場合があります。

減った層に合わせて埋めると、質感が滑らかに続く。埋めた量ではなく位置が自然さを作り出す。
狙う層と方法が違います。フィラー(HA系)はこけた部分に即時にボリュームを補う方向性なので、脂肪が減った部位を埋めるのに適しています。コラーゲン刺激剤(PLLA/PDLLA/PCL系)は埋めるのではなく自分のコラーゲンが再び生成されるように誘導する方向性なので、真皮が薄くなった場合に重きを置きます。したがって効果が現れる速度もフィラーは即時で、刺激剤は数週間から数ヶ月にわたり徐々にです。どちらが良いというよりも、減った層がどこかで決まります。
骨自体を戻すわけではありません。ただし、骨が吸収されてできた土台の空白を代替する支えを深い層に作るアプローチはあります。骨に近いところに固いボリュームを置いたり、構造を整えるコラーゲン誘導系を使う方法です。表面を膨らませるのとは層が違うことだけ覚えておいてください。
こけとたるみは別の問題です。リフティングは垂れた組織を引き上げる施術なので、たるみには適していますが、ボリューム自体が減った場所を埋めるわけではありません。そのため、こけが主な悩みであればリフティングだけでは物足りないかもしれませんし、減った層を埋めるアプローチと一緒に見る必要があります。逆にたるみが主であればボリュームよりもリフティングに注目する必要があります。
必ずしもそうではありません。人それぞれどの層がどれだけ減ったかは異なり、大抵は最も不足している層から見ます。複数の層が混ざっていても、一度に全てをやるというよりは、優先順位をつけて順番に見ることが多いです。「必ず全部」ではなく、「自分の顔はどこが先か」が基準です。
顔がこけて見える場合、その原因は皮膚の一枚ではなく、その下にある3層に分かれています。脂肪は減り流れ、骨は内側に吸収され、真皮はコラーゲンが緩くなって薄くなります。3層は減ったものも、埋める方法も異なります。

脂肪/骨/皮膚の3層がそれぞれの位置で支え合うと、顔が無理なく滑らかに続いて見える。
だからこそ、ボリューム施術はどれだけ埋めたかではなく、どの層に合わせたかで決まります。埋めるべき層があり、支えるべき層があり、再構築を刺激すべき層があります。
ただし、忘れないでください。誰もが3層すべてを手直しする必要はありません。ある方は脂肪だけが、別の方は真皮だけが物足りないこともあります。今、私の顔のどの層が減っているのか - その判断が先で、どの施術を選ぶかはその次です。「顔のこけは3層から来る」という一言だけ覚えていただければ十分です。
コラーゲンを再構築する仕組みをもっと知りたい方は、コラーゲンブースターが真皮を再構築する仕組みも一緒にご覧いただくと、皮膚層の話がもっとはっきりします。
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